赤ちゃんの便秘は判断が難しいとされています。

というのは、ミルクだけの時期、離乳食の時期と、成長とともに食べものが変わりますし、食べ物によってもお通じが左右されます。また、大人と同じで個人差も多分にあるからです。

したがって、一日に何度もうんちをする赤ちゃんもいれば、数日に1回の赤ちゃんもいることは事実です。

ただ、数日前まで一日に何回もうんちをしていた赤ちゃんが、ここ数日1度もうんちをしていないとなれば便秘を疑わざるを得ないでしょう。

大人の便秘を考えるとわかるように、便秘は不快なものです。赤ちゃんが機嫌良く過ごしているのか、うんちの度に泣いたり、痛がったりしないかを注意深く観察し、便秘が長引かないように注意しましょう。

便秘知らずのお通じの良い人は生活のリズムがきちんとしている人です。
朝起きて、朝ご飯を食べて、うんちをして、適度な運動をして、というように、生活のリズムが一定です。

これは赤ちゃんも同じ。毎日一定の時間に寝起きし、授乳(食事)をし、運動をする。これにより自律神経がしっかりと機能し健やかな生活、健やかなお通じにつながります。

自律神経とは人が意識しないで内臓などを動かします。便秘の関係で言えば、胃や腸が働き、うんちが出来るまでの工程を正常に行うかどうかになります。

赤ちゃんも大人も、この基本がしっかりすることが大切です。赤ちゃんの便秘解消の基本は生活のリズムと言うことになります。

赤ちゃんの便秘解消法として、即効性が期待されるのは、綿棒などを利用した刺激法です。

肛門の周りに綿棒を使って刺激を与えることで、排便を促します。

綿棒を使う際に、セットでベビーオイルを使うことをおすすめします。ベビーオイルを綿棒に塗ることで、赤ちゃんの肛門に優しく浣腸したり、肌を傷つけることなく刺激を与えることが出来るからです。

赤ちゃんがいきなりうんちを出しても良いように、下に新聞紙をひくなどすると良いでしょう。綿棒がない場合は、ティッシュなど肌に優しいものでこよりをつくり、刺激しても良いでしょう。

赤ちゃんの便秘解消法のひとつとして、マッサージがあげられます。

自律神経、腸の働きを活発化し、排便を促すために、大人でも適度な運動が欠かせませんが、赤ちゃんの場合はまだ自由に動けないので、マッサージをすることも重要になります

マッサージ方法としては、赤ちゃんのお腹を「の」の字に優しくマッサージをする、赤ちゃんを仰向けにして、足を交互に前後に動かす、赤ちゃんをうつぶせにするなどして、お腹に刺激をあたえることで排便を促す効果が期待できます。

赤ちゃんの便秘解消には食事も重要です

大人の便秘でもヨーグルト、プルーン、食物繊維の豊富な食材をとったりしますが、赤ちゃんも同様です。

整腸作用が最もポピュラーなのがヨーグルト。プレーンのものを食べさせるなら砂糖を混ぜると食べやすくなります。その他にはリンゴや納豆も整腸作用がある食材です。

また、便秘はうんちが固くなり出にくくなっていることもあるので、柔らかくする食べ物としてはプルーンやオレンジ、トマト、にんじんなどがあります。オレンジについてはジュースにして飲ませるのも良いでしょう。
にんじんやトマトは、すり下ろしたり細かく刻んだりして調理すると赤ちゃんが食べやすくなります。




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